東海大学短期大学部・静岡

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本学の概要

特色ある教育

産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業

文部科学省「平成24年度産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」

東海大学短期大学部(および連携22大学)による、社会的・職業的に自立し、産業界のニーズに対応した人材の育成にかかわる教育的取り組み、「中部圏の地域・産業界との連携を通した教育改革力の強化」が、文部科学省「平成24年度産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」に選定されました。

文部科学省「平成24年度産業界のニーズに対応した教育改善・充実体制整備事業」について

この公募事業は「産業界のニーズに対応した人材育成の取組を行う大学・短期大学が地域ごとに共同して地元の企業、経済団体、地域の団体や自治体等と産学協働のための連携会議を形成して取組を実施することにより、社会的・職業的に自立し、産業界のニーズに対応した人材の育成に向けた取組の充実が図られるよう、国として財政支援を行うことにより、幅広い職業人養成に比重を置く大学の機能別分化に資することを目的」(文部科学省資料による)に実施されるものです。

東海大学短期大学部の事業名称

中部圏の地域・産業界との連携を通した教育改革力の強化

東海大学短期大学部の取組テーマ

  1. アクティブラーニング(※)を活用した教育力の強化
  2. 地域・産業界との連携力の強化
    ※アクティブラーニングは、授業者が一方的に知識伝達をする従来型の講義形式ではなく、学生参加型授業、共同学習を取り入れた授業、課題解決型学習やPBL(Problem-Based Learning / Project-Based Learning)など、学生の能動的な学習をとりこんだ授業を総称するもの。

取組概要(全体)

本取組に選定された中部圏23大学(5短期大学を含む)は、アクティブラーニングを活用し、地域・産業界との連携強化を通して、教育機関として自ら前に踏み出し、考え抜き、チームで働き、チャレンジする教育改革力の成長を目指す。そのために、本グループに所属する全大学は、(1)「アクティブラーニングを活用した教育力の強化」、(2)「地域・産業界との連携力の強化」という二つのテーマを遂行する。具体的な取組については、まず、個々の大学はそれぞれの教育使命や地域に立脚した方法で、両テーマに基づいた教育改善を行う。次に、4〜7大学に編成されたチーム内で連携FD(研修会)を行い、各大学の取組過程における成果や課題を共有する。さらに、それらの成果等を中部圏産学連携会議において検証するという三段階方式の取組となる。なお、この事業は、全国を8ブロックに分けて展開されるもので、日本の大学における「学生の社会的・職業的自立」を促す教育改革に向け、大きなうねりを起こすものと考える。

取組概要(本学)

これまで取組において、インターンシップと大学での学びとの間にギャップがあること分かってきている。そこで、これまでのインターンシップのあり方自体を見直すとともに、大学での講義等(座学)の改善を進め、PBL型学習を前提とした教育プログラムとリンクした形での新たなインターンシッププログラムを展開することにより、この課題への対応を図る。また、これらの学びを客観的に捉え、情報を共有化できる仕組みを整えることで、本取組で学んだ学生が自発的かつ継続的な学びを展開できるようにする。更には、本取組を静岡チーム単位、中部地域大学グループ単位で把握し、それらの枠組みの中で、その連携を活かしたより高い成果を生むため、アセスメントプログラムを併せて実施する。これらを通して、社会で活躍し、自ら成長できる人材の育成を行う。なお、本取組推進のため、学内に、教育力・連携力向上推進委員会を設置し、全学一体のもと推進するものとする。

事業の具体的内容
インターンシップを核とした段階的プログラム

これまでの取組成果である、段階的学びとそれに対するリフレクションの仕組み、またその過程に産業界が積極的に関与する仕組みを踏まえつつ、段階的学びをより一層確実なものにするために、インターンシップを1年次の早い時期に実施する。この時期に実施するのは、学生の社会に対する無関心が大学での積極的学びを阻害する要因であることが、既にこれまでの取組から明らかになっているためである。また、短期大学においては、2年間という限られた期間であるため、学生が、就職活動を始めた後、社会や産業界が求める社会人像に気づいても手遅れだという事例も多く見られる。従って、入学後の早い時期のインターンシップ(「ショートインターンシップ」)により産業界で求められる人材像を理解するとともに、それに向けて自ら学びを形成できるよう、事前事後指導として、「ショートインターンシップワークショップ」(PBL型アクティブラーニング)を導入する。これは、「ショートインターンシップ」で捉えられた、社会的ニーズの具体的像を、「ショートインターンシップワークショップ」により、位置付けし直し、それを本学の講義(座学での理論修得等)と接続させることを狙ったものである。これらを通して、産業界で活躍する自己をよりリアルにイメージし、それに向けての学びの意識を形成することを目的とする。また、そのような意識を継続的に支え、より強固なものとするために、在学中、定期的なワークショップ(ベーシックスキル形成ワークショップ、チーム力形成ワークシップ:PBL型アクティブラーニング)および、キャリアインターンシップ(専門職型、ビジネス特化型)、キャリアインターンシップワークショップを展開することで、当該分野で求められている学生の資質能力をより高めるとともに、就業後も着実に成長できるよう支援する。更に、従来からの講義にも、PBL型アクティブラーニングの導入を進めるため、大学教員自身に対するFD活動も併せて実施し、教育内容の積極的改善を進める。

リフレクションプログラム

このような活動全体を客観的に捉え、自らの成長への自覚とそれ以降の成長を促すため、eポートフォリオによるリフレクション(振り返り)を実施する。この仕組み自体は、就業力GP取組において既に整備されているが、特に、PBL型アクティブラーニングに対応できるようシステム改修を行い、本取組で積極的に活用する。また、リフレクションの際、教員との面談カウンセリングを行うとともに、その結果についてはeポートフォリオへの反映させることで、自らの学びを客観的に捉えられるようにする。更には、本取組成果を確認し、その課題等をフィードバックし、PDCAサイクルによる改善を積極的に推し進めるため、既卒者への継続的支援、更には、大学教員が産業界との意見交流を図る意味に含めて、企業ニーズ訪問調査および既卒者訪問サポートも実施する。また、自己省察としてのリフレクションのため、既に社会に出た卒業生等との関わりである異段階交流を実施する。これらにより、学生の自発的かつ継続的な学びが展開されるようにする。

アセスメントプログラム


更に、本取組においては、取組に対するアセスメントも重要な柱だと位置付けられる。それは、単独大学では成しえない、より高い成果を得るためには、チーム、グループ間での連携における、本取組成果の評価のあり方自体が、取組成果を左右すると考えられるからである。具体的には、次の三つの観点から行う。一つは学生によるアセスメント、二つは教員によるアセスメント、そして三つは、産業界によるアセスメントである。学生によるアセスメントは、本学が既に導入し、活用している「学習成果確認シート」を活用し、「学習成果」(人間性、社会性、専門性に亘る9つの観点)毎の数値を、経年変化により測定する。また、ここには教員からのアセスメントである、学修成績等をリンクさせることも可能である。産業界からのアセスメントとしては、インターンシップへの評価、そして就業後の評価と、複合的な評価活動を行う。これらの結果を、静岡チーム、中部地域大学グループの共通の評価指標である「評価指標」にも読み替えることで、チーム、グループ内における、本取組評価を把握できるようにし、PDCAサイクルの改善活動を仕組みとして機能させるとともに、把握された課題については、訪問調査、シンポジウム等および中部圏産学連携会議、同静岡地区分科会(課題共有、課題対応)での意見交換等を通して、積極的に改善を進める。 なお、本取組支援期間終了後においても、これまでの取組同様、積極的に改善を進めるとともに、その成果については、積極的に公表し、地域の、さらには全国の高等教育の質の向上に資するようにする。